徒然日記
2023.2.7

Nothing about us without us! その1

昨日、外国人のオジサンが、突然話しかけてきました。

(ちょ待てよ! なんで俺に話しかけるの? 回りにたくさん人いるでしょ!、、、、。)
(しかしどうやらこの人、函館空港行きのバスに乗りたいんだな。函館駅のバスターミナルはここから歩いて3、4分だ。ここはなぜか、ギャラリーが多い。下手くそな英語を人前で披露するより、一緒に歩いて行ってしまおう。 )

OK! Let’s go together!

するとそこに、そのオジサンの友人が現れて、カタコトの日本語が話せる様子。よかったー!
ただ、非常に話し好きなオジサンで、ずーっと話しっぱなし。どうやらスイスのジュネーブに住んでいるらしい。

彼いわく、
「スイスの西の玄関口はジュネーブだ。航空路も充実しているが、鉄道も便利で、パリからフランス新幹線(TGV)に乗れば、ジュネーブまで3時間とちょっと。」
「カルヴァンなど歴史の舞台で数々の偉人が活躍した町だ。レマン湖クルーズもおすすめだし、バスで1時間半もあればモンブランの麓に行ける。人口20万人の小さな町だが交通の要衝で、函館に似ているな。」

「全く違うのはジュネーブには200以上の国際機関が存在していること。国連欧州本部、WHOなどなど。常に国際会議が開催され、ホテルの数もとても多い。」
このオジサン、昔の勤め先は国連欧州本部だとか。ふるさと自慢を3分間聞かされたところで、函館空港行きのバス停に到着。
慣れない英語が耳からこぼれ出る勢いで、私の頭からは湯気が立ちのぼっていました。

でも、ジュネーブおじさん、最後に嬉しい一言を言ってくれました。

「函館はアジアの宝石だ。」

そう言ってバスに乗り込んだ彼ら。
ただのおしゃべりオジサンかと思ったら、なかなか気が利いてるじゃないか!

ところで、彼の長話をじーっと我慢して聞いていられたのは、去年の夏、このオジサンの勤め先、国連欧州本部からの、とあるYouTube中継を観て、それがとても記憶に残っていたからです。

一体何の中継なのか。話が長くなりましたので、それは次回のブログで。

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